初めての薬師寺
みなさんこんにちは。
奈良のnishiです。
奈良に住んで30年になりますが、初めて薬師寺に参拝しました😊
実は車で約25分の距離なんです。
近いと逆にいつでも行けると思っていかないですよね~(笑)
8時30分過ぎに駐車場に着いて先に神社を参拝してから薬師寺に向かいました。
9時から薬師三尊像をお坊さんと一緒に拝むことが出来ました🙏
そして、薬師寺は若い世代の心をつかむ、お坊さんによるユニークな説法が人気なんです😄
奈良の歴史ある大寺の中でも、これまでAKB48や堂本剛さんの奉納コンサートを行うなど、お寺に関心のなかった若い世代にも親しまれています♬
天武天皇9年(680)に天武天皇が皇后鵜野讃良皇女うののさららのひめみこ(後の持統天皇)の病気平癒を祈って発願されました。
しかし、天武天皇は薬師寺の完成を待たずに崩御され、持統天皇が即位し新都藤原京に薬師寺が造営されました。
697年には、本尊薬師如来の開眼が行われ、翌年には構作が終わり僧侶を住まわせたことが『続日本紀』に記されています。
710年、元明天皇の命により藤原京から平城京へと遷都が行われます。
遷都にともなって薬師寺も平城京右京六條二坊の現在の地へと遷りました。
当時の薬師寺は、天平時代までは天下の四大寺の一つとされ、金堂・東西両塔・大講堂など主要なお堂は裳階がつけられ、 その壮麗な姿は「龍宮造り」と呼ばれていました。
しかし、歴史の中で多くの堂塔が火災や地震で失われてしまいました。
特に、享禄元年(1528)の兵火は激しく、金堂、西塔、大講堂などが焼失しました。
そのなかで唯一創建時から現存するのがこちらの東塔(国宝)です。
西塔
薬師寺にとって失われた伽藍の復興は長年の悲願でした🥹
昭和43年(1968)、管主だった高田好胤和上さんは、「物で栄えて心で滅ぶ高度経済成長の時代だからこそ、精神性の伴った伽藍の復興を」と訴え、お写経勧進による白鳳伽藍復興を始めました。
一巻千円(当時)のご納経料をいただき、百万巻のお写経を勧進して金堂復興を目指しました。
高田管長は全国を行脚し、お写経を通した「美しい心の再発見」を呼びかけ、昭和51年(1976)に目標の百万巻を達成し、金堂が落慶されました。
金堂
大講堂
鐘楼
東院堂(国宝)
薬師寺のように、中央に本尊を祀る金堂と、東西に二基の塔を配する伽藍配置は、薬師寺が日本で最初です😊
このような伽藍を「薬師寺式伽藍配置」と言うそうです。
薬師寺には9件の国宝と26件の重要文化財が祀られ、厚く信仰され続けています。
法相宗大本山 薬師寺
〒630-8563 奈良県奈良市西ノ京町457
TEL 0742-33-6001
FAX 0742-33-6004
拝観時間
午前8時30分~午後5時
(受付は午後4時30分までです)